今回は包丁を研ぐジグを作った。包丁は長さが長く、先の方の厚さが薄くなっているので固定しにくい。そんなこともあって、ジグの包丁抑えと実際の包丁の角度が違ってくるので、角度は実際の包丁の角度を測って修正している。
ちなみにこの包丁は、結婚祝いにいただいたミソノスウェーデン鋼の牛刀。何だか先端の方が変な研ぎ方をしてまっすぐでないなあと思っていたら、元々先端の方がカーブしていたのがこの写真をみて分かった。
よく包丁を研ぐときは、「10円玉2〜3枚置いた角度で研げ(それが大体15度くらい)」といわれているが、これは10円玉の置き方によっても随分違う。
10円玉2枚で実測してみると、9〜14度くらいまでばらつく。
これは12.5度で研いだものだが、いままで手で研いでいたのに比べると、結構な角度がありますね。刃先のほうはやはり手で研がないとだめだ。
包丁研ぎのジグのステージは12mm厚で力をかけると窪んだりするので、回りに20mm厚の板でエッジバンディングをして補強した。
これが完成した包丁研ぎのジグである。左手前が包丁用、その後ろがノミとカンナ用。白く見えているのは、棚板に使っていた板を流用したので、張ってあったビニールシートが残っているものだ。
市販の水研ぎ器についている包丁固定台は、何故刃先を真横から研ぐようになっているのか不思議である。
来週は、ウレタンニスを塗って少しは水に濡れても大丈夫なようにしよう。