2年くらい前に幼児用の机とイスを作ったのだが、机の方でちょっと問題が発生。幼児が机の縁に体重をかけて立ち上がろうとすると、机が脚を支点にしてひっくり返るというのである。
えっ、そんなバカなと思って、実際にちょっと体重をかけてみると、あれまあ簡単にひっくり返る。
これは中学生程度のテコの原理の知識で簡単に説明できる。
支点は脚の外側の位置。ここから机の重心の位置までは154mm。支点から机の縁までは94mm。机の重さは4kg。この条件で何kgの力を机の縁にかけたら釣り合うかを求めると・・・・・・
154mmx4kg=94mmxXkg X=6.55kgとなる。
2才児の平均体重は12〜13kgだから、全体重をかけなくても、あるいは手を完全に机の縁にかけなくても机は回転してしまうことになる。
やあ、意外でしたね。子供が怪我をしないでよかった。