素材の製材ができたので、まずは枠組みの加工にとりかかる。
今回枠組みは、ホゾとホゾ穴でつなぐ。
ホゾ穴は、ルーターテーブルで3/8インチのup cut bitを使って溝を掘る。
4本の脚に2個づつ、計8つのホゾ穴を掘ったところである。
一方、ホゾの方はテーブルソーの刃をdado bladeに取り替えるのが面倒なので、普通の刃で根気よく削る。
また、横木の方は下面に少しカーブをつけてやることにした。
バンドソーでカーブを切った横木をテンプレートに使って、残りの横木をルーターで削る。
中間の棚板はダボの上に乗せることにしたので、4本の脚にダボ穴を開ける。ケヤキは硬いのでドリルで穴を開けるのも大変だ。
天板と底板は横方向の板の伸縮を考えて、以前紹介した「天板留め金具」で固定するため、横板にビスケットジョイナーを利用して溝を掘る。
ビスケットジョイナーの刃の下位置までは8mm強。
金具の高さは1/2インチ(12.7mm)なので、4mm厚のベニアを下に敷くと丁度よい高さになる。
このように金具の上面の位置と、ビスケットジョイナーで開けた穴の位置が、金具の厚さくらい高めにずれているのがポイント。
これで、金具を穴に入れれば、しっかりと固定できる訳である。
短い方の横木に3箇所穴を開けた状態。
天板を金具でしっかりと固定したところである。
天板、棚板の縁をラウンドビットで丸めて、組み上げた状態。
塗装は天板などがぬれることも考えて、油性のウレタンニスを使用した。
ケヤキというのはなかなか木目が美しいですね。
ただし、相当重いので用意したキャスターではちょっと心配なので、来週は一回り大きめのキャスターを付ける予定である。