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三軒長屋


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数ある噺のなかでも大ネタ中の大ネタ。「三軒長屋」には江戸の三名物「火事に喧嘩に中ッ腹」が色濃く味付けされていますので、てっきり昔の噺家が作っていたのかと思っていましたが、原話は中国でした。明時代の末期に墨憨斎(ぼくかんさい)主人(〜1645)編の中国笑話『笑府』のなかにある「好静」の一話。両隣の家が鍛冶屋なのに閑静を好むという主人が、酒をふるまうので引っ越しを願うという話。この『笑府』には、落語の原話が他に「長短」「野ざらし」「酒の粕」「まんじゅうこわい」等があります。日本へは明和五年(1768)に抄訳が刊行された。



 



 



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消防具のひとつ 。手鉤ともいった。鳶口から鳶の名が付いたという説もあります。

鳶者。仕事師とも呼ばれ、土木工事がさかんだった頃に、鳶口を使って普請場などで大きい木や石を動かした人足のことで町抱や店抱(たながかえ)の者もいた。江戸中期に町火消しに編入。日常は普請の手伝い、道路の補修、溝の清掃など町内の世話事や雑事をこなして生活の保証を受けていた。

  kinba

 

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2007年12月16日 19:24に投稿されたエントリーのページです。

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