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金明竹 その2

『四分一拵』の他に、刀剣彫金工が使った素材は、赤銅、黄銅(真鍮)、素銅(銅)、金・銀、鉄があります。


『小柄』刃を除いた柄の部分。これに刃を付けて小刃柄(こづか)ともいう。戦場で果物の皮をむいたり、ぺーパーナイフとして使ったとありますが、時代劇映画での、手裏剣のようには使わなかったそうです。


『脇差』の発生は、「太平記」に脇差の文字があるので南北朝時代にはあったようです。名字帯刀を許された者が用いた刀でもありました。


『金明竹』現在あるマダケ科に属する直径5センチに満たない太さの美竹を、寸胴の形で茶の湯の花器に使うには細すぎるように思えます。また資料写真にもそのよな細い竹の花器はなく、昭和後期に孟宗竹の突然変異で現れたモウソウキンメイが、日本に最初に隠元禅師が持ち込んだ竹だったとも考えられます。

 

 


『ノンコウの茶碗』関西弁でいう「ノンコ」ですが、このいわれは、千家三代の宗旦(1578〜1658)が、伊勢路の関と亀山の間にあった《のんこ茶屋》 の竹藪で手に入れた竹で花入を作り「ノンカウ」の銘を付けて楽焼きの三代目楽吉兵衛に贈ったところ、この花入が大変気に入り、毎日これに花を活けて客をも てなしたところから通称が付いたとされています。現在この花器は神戸の香雪美術館にあります。

 

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2008年05月11日 16:45に投稿されたエントリーのページです。

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