『四分一拵』の他に、刀剣彫金工が使った素材は、赤銅、黄銅(真鍮)、素銅(銅)、金・銀、鉄があります。
『小柄』刃を除いた柄の部分。これに刃を付けて小刃柄(こづか)ともいう。戦場で果物の皮をむいたり、ぺーパーナイフとして使ったとありますが、時代劇映画での、手裏剣のようには使わなかったそうです。
『脇差』の発生は、「太平記」に脇差の文字があるので南北朝時代にはあったようです。名字帯刀を許された者が用いた刀でもありました。
『金明竹』現在あるマダケ科に属する直径5センチに満たない太さの美竹を、寸胴の形で茶の湯の花器に使うには細すぎるように思えます。また資料写真にもそのよな細い竹の花器はなく、昭和後期に孟宗竹の突然変異で現れたモウソウキンメイが、日本に最初に隠元禅師が持ち込んだ竹だったとも考えられます。