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落語の登場人物15・・・『井戸の茶碗』高木作左衛門

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この美談が細川家の殿様の耳に入って、高木作左衛門が茶碗と一緒に、殿様の目通りを許された。その場に居た鑑定家が、作左衛門の茶碗を目にして顔色を変え「これは世に名高い井戸の茶碗でございます」と。で、その場で茶碗に三百両の値が付いて殿様の物に。

この三百両を前に作左衛門が考え込んでしまった。再度作左衛門に呼ばれた清兵衛、ビクビクしながら卜斎の所へ行くと、「高木氏はまだ一人身か?」と変なことを聞く。独身と分かると、「自分の娘を嫁にしてくれるなら」半金の百五十両を受け取るという。作左衛門も卜斎の人柄が分かったので承諾、八方目出度く収まったんですね。

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2011年03月20日 10:28に投稿されたエントリーのページです。

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