ベッドに縛り付けられていた生活から、食事、トイレと車椅子で移動が可能になって少し気持ちの余裕が出た頃に、車椅子で病棟内の散歩を始めました。
ある日、外の風景を見に窓に近寄ってみると、左側のビルに見覚えが・・・・。
倒れる前に義母やカミさんを車に乗せて何度か連れて行った病院だったんですね。ひとつの事が分かると、見慣れた日常だった日が蘇り、現状の自分とそれまでの日常の落差に、狸に化けたつもりの自分もさすがに愕然となりましたね。間抜けな話ですが、この日まで何処の何という病院に厄介になっていたのか理解していなかったんですね。