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小林一茶卓上俳句カレンダー・・・4

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ぼくが小学生だった頃、貸本屋をやっている親戚がいました。

父方の兄弟も皆タンス職人でしたが、父のすぐ下の弟の連れ合いが店をやっていて、古くなったハードカバーの貸本マンガを貰いに久保山の家までよく歩いて行っていました。

そんな環境もあってマンガ少年の一人でしたが、好きであってもそれほど夢中になった記憶はありませんでした。そんな昭和30年代初めの、ぼくが小学校5〜6年頃、

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学校から帰ると、下町の職人の家の我が家には不釣り合い?な男性ファッション雑誌がちゃぶ台の上にあり、なにしろ兄達が本を読んでいた光景など見たことがなかったんですが、その本に載っていたぼくが生まれて始めて見た外国の作家の一枚マンガが上の絵です。

コンチという漫画家は50年以上経った今でもどこの国の作家か分からず、その本の名前も分からず仕舞いですが、このマンガを見て10才ちょっとのガキが大笑いして、一枚マンガという面白い世界を知り、私をこの職業に導くきっかけを作ってくれた記念すべき一枚漫画なんですね。

 

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2012年09月03日 19:58に投稿されたエントリーのページです。

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