農業振興区域の我が村?から、火の見櫓が無くなって久しい。
しかし、荒川沿いの我が家から、橋を渡って隣の川越市に車で10分程走ると、この火の見櫓が目に入る。
気をつけて見ると、近くにも一基立っていて、ここの地域は自治区消防団の存在がまだ残っているのを伺わせる。
時代の移り変わりで火の見櫓が無くなり、火事を知らせる鐘の音も、櫓は残っていても半鐘は無くなっている。
落語の「富久』や「火焔太鼓』のサゲの『ジャン』が何のことか分からなくなるのもむべなるかな。
冬の夜など寝床で突然、火元が遠い場合の「カーン・カーン・・・」という半鐘の音を、現在の地に越してきてから暫くして何度か聞いた記憶はある。
が、 近場の火事の場合の、早鐘の音の「ジャンジャンジャン・・・」と、濁った音に聞こえるのかは、落語でしか聞いたことがないので分からない。
落語も様変わりしなければ生き残れないのではないかと思う。
先日の野生のキジのように、しぶとく生き残って欲しいと切に願っている。