15日の土曜日に行われた「hanawa_h@us」の見学会のご報告です。
大変大勢の方にご来場いただきましてありがとうございます。
「Be-h@us」に関心のある方、セルフビルドに関心のある方。
来場してくださった方もそのご興味は様々でしたが、
なにかひとつでも、見学していただいたことが家づくりのヒントになるようでしたら幸いです。
見学会の後半には勢揃いしたセルフビルダーが丸座になっての意見交換会が行われました。
会場では熱心な意見交換が行われました。
見学会・意見交換会の後、参加者一同は懇親会の会場である銀座傳八へ。
おお、見よ、あれが傳八の灯だ、と見上げれば、どうも景色が違うわけです。
後ろに不思議なビルが工事中でした。
会場は、いたって和やかな雰囲気。
建て主のNさんからの挨拶に耳を傾ける人々の姿です。
今回の設計者である私の仕事としては、いわゆるデザイナーとしての仕事よりも
マネージメントの仕事の方の比重が大きかったのですが
それは、家づくりに必要な様々な工事を
どこまでプロにお願いして、どこまで自分でやるのかということの整理の仕事でした。
まずは、建て主さんがご自分で出来ることとプロに頼んだ方が良いことを
建て主さんと設計の私が意見を出しあってまとめます。
それをふまえてプロ側の工務店さんと話し合いをして、現実的な方法・選択を探ります。
基本的に、工務店さんは請け負い業です。
家を一軒完成して、それを丸ごと面倒を見る、保証をするというのが工務店さんですから
建て主さんが手がけた部分は工務店としては保証出来ないということが原則なのですが
建築というのは、屋根・壁・窓などなどが一体となっていて、
ここから先は保証出来ない、責任がとれないというふうには
なかなかうまくはゆかない部分が多く、そこをどう考えるかがポイントとなります。
その点「Be-h@us」は構造体と、気密性・断熱性を保証する部分が非常に明解ですので
セルフビルドをマネージメントする側としては大変有効なシステムでもあると思います。
これは設計の段階から建て主さんもそう考えていましたし、私も日頃から考えていたことでした。
今回の経験で、さらに「Be-h@us」のそうした有利性を現実のものと感じることが出来ました。
建て主さんがご自分で出来ること、プロに頼んだ方が良いことが明確に出来て
住まい手が家づくりにもっとダイレクトに関われる可能性を「Be-h@us」は広げてくれていると思います。
アトリエフルカワ一級建築士事務所 古川泰司
コメント (10)
furuさん、
大変、お世話になりました。
お陰様で、勉強会の第一歩としては非常に有意義だったと思います、特に5時以降は皆さんの議論が活発で何か習得するものがあったかと思います。
Beの良さを生かせるようにこれからも皆さんのご協力を得たいと思いますので、よろしくお願いいたします。
投稿者: nak | 2008年03月17日 16:27
日時: 2008年03月17日 16:27
nakさま
お疲れさまでした。
Beに関心のある方、セルフビルドに関心のある方、みなさまになにかひとつでも参考になることがあれば幸いです。
投稿者: fuRu | 2008年03月17日 16:45
日時: 2008年03月17日 16:45
furuさま
15日はありがとう御座いました。そしてまた、長時間ご苦労様でした。
見学会、懇親会ともに、初体験でしたし有意義な時間を持てたと思っています。
お陰で明けて16日は、声がガラガラ!不思議とビールを飲むと痛みが和らぐので、お昼に新宿のレストランのサラダーバーとビールで治療しましたけれど酔いが覚めると元の木阿弥でした。
Nさま
ありがとう御座いました。
Be-h@usの途中経過が拝見出来て、大いに参考となりました。やはり、実物でないと理解出来ないことは多いですネ。床下までおじゃまして申し訳ありませんでした。御家族の皆様方へも宜しくお伝え下さい。
お会いした皆様方へ
ブログでのお付き合いも勿論大事!でも人間、生にお会いしないと見えて来ないことありますネ。
投稿者: go-shiyo | 2008年03月17日 21:04
日時: 2008年03月17日 21:04
furuさま
今回はマネージメントの仕事の比重が高かったとありましたが、どこまでをセルフでやるかということの他に、いつまでにセルフでやるかという問題も重要だと思います。
このスケジュール管理は、刻々と変化するし(これはよくすっぽ抜けるんですね)、例えば、急にいつまでにストーブの煙突つけておいて下さいと言われても困るので、その辺を共有できるツールが必要だと思います。
私の方は以前紹介した、web上で工程管理を共有できるソフトを今回は使ってみようかなと思っております。
投稿者: yum | 2008年03月18日 05:50
日時: 2008年03月18日 05:50
go-shiyoさま
15日はお会い出来まして大変嬉しかったです。
床下はいかがでしたか?
go-shiyoさんの計画に少しでも参考になることがあれば幸いです。
ともかく、こうして一堂に会する企画は楽しくて良いですね。
投稿者: fuRu | 2008年03月18日 11:12
日時: 2008年03月18日 11:12
yumさま
スケジュール管理については
まだまだ研究しなくてはいけません。
プロの仕事は段取りが命で、段取りの良い現場はほれぼれするくらいすっきりしていますし、工事の仕上がりも良いことが多い。やはり、段取りは大切です。でも、プロがプロたる所以はこの段取りの良さにあると思いますので、そこの部分でセルフビルドとのすり合わせをどうするかが課題だと思いました。
投稿者: fuRu | 2008年03月18日 11:15
日時: 2008年03月18日 11:15
yumさま、
田中社長から、配線が遅れて床張りが出来ないなど、工程が遅れる問題があったと聞きました。
こんなことをあらかじめ考慮して、契約することも必要ですので、田中工務店の経験は大切だと思います。
他の工務店もセルフビルドの特色を意識できるよなシステム作りがBeとして必要ですね。
投稿者: nak | 2008年03月18日 11:51
日時: 2008年03月18日 11:51
fuRuさま
nakさま
>他の工務店もセルフビルドの特色を意識できるよなシステム作りがBeとして必要ですね。
とnakさんがまとめてくれましたが、今までの家造りのシステムと違って、セルフビルドをも包含したシステムを作る訳ですから、新しい考え方が必要です。
今回のhanawa h@usの経験を手始めに、少しずつ「共有智」としてストックしていきたいところであります。
投稿者: yum | 2008年03月18日 21:01
日時: 2008年03月18日 21:01
15日はみなさんありがとうございました。
工程を守らない施主には身に余る光栄なご意見をいただけて感謝いたします。
今後共よろしくお願いします。
投稿者: N | 2008年03月19日 17:00
日時: 2008年03月19日 17:00
Nさま
これだけいろいろと新しいことをやってくれれば、工務店の方こそ、身に余る光栄ではないかと思います。
最初から工務店に気を遣いながら仕事をするなんて、食い物屋でオヤジの顔色伺いながらメシを食うようで、セルフビルダーとしては正しい態度ではないんじゃないか・・・・・とついついメートルが上がってきてしまいましたです。
投稿者: yum | 2008年03月19日 20:46
日時: 2008年03月19日 20:46