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ビスケットジョイナー その1

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棚を作るときにあからさまに釘が見えるのも美しくないので、ダボを使って組んだのだが精度がもう一つ良くなくずれてしまう。従来日本人は器用なのでこういうときは、ホゾ組を使っていたが、これを手作業でやるのはなかなか大変だ。

前々からダボという言葉は何語かなと思っていたのだが、ドイツ語らしい。→Dübel[デューベル](男性名詞)〔(単数の2格)‐s/(複数の1格)‐〕(建築)(固定用の)だぼ,ジベル(三修社アクセス独話辞典より)。

本当はホゾとホゾ穴をノミなどを使ってやるところを、あるとき独逸国の職人の親父が、えいやっと発想を転換して、ホゾ穴にあたるものをドリルで穴開けして、ホゾの突起部分だけを両方に打ち込めばいいやと考えたのだと想像する。
このダボをもっと発展させて、ホゾ組のようなものを機械で簡単に作ってしまおうというのが、ジョインターとかジョイナーと呼ばれているものだ。

強度・精度からいってもnakさんが所有しているdomino jointerというのが理想だが、何せ個人輸入しても10万円近く、日本の代理店を通して買えば18万円もする。そこで、今回は200ドル前後のビスケットジョイナーというものを買ってみた。

 

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ビスケットジョイナーというのは、dominoと違って文字通りビスケットに似たジョイントを利用するものだ(写真参照)。
買ってみたといっても、代理店を保護するためか敵国に渡るのを防ぐためか、工作機械の販売は合衆国内のみとなっているところが多いので、アメリカの友人に頼んで送ってもらった。

機種を選ぶときに参考になるものの一つが、amazonの読者評価だ(星の数ではなく、Most Helpful Customer Reviewsというところ)。最近、amazonは本だけでなく色々なものを売っているんですね。特にアメリカのhome improvementのコーナーはとても充実しているのだが、合衆国内のみ販売となっているものが多いので残念だ。

ちなみに私が買ったporter cable557という製品は、日本で買えば4万円以上もする。問題は、輸送費が1万円程度もかかることだが、これは以前nakさんがご提案されていたように、共同購入で数を増やせば割安となるので実現したいところだ。

 

コメント (3)

nak:

いよいよ家具作りが始まりますね。
小生もキッチンアイランドにビスケットを使い、最近もTVの台作りに利用ました。お書きの通り、釘を見せたくない時、位置決めをしておきたい時などにはモッテコイだと思います。
共同購入は提案しておきながら、お手伝いできなくてすみません。なかなか数をまとめるのは簡単ではなく、送料の予測もむつかしいようです。

yum:

nakさま

工務店の段取りが悪くて、電気配線で苦戦しておりまして、なかなか家具を作るところまで、到達できないでいます。

もう少し余裕ができましたら、nakさんのご指導を仰ぎたいところでありますです。

nak:

資格を取って、自分で配線されるのは良いですね。
家具作りも自分で工夫して作るところが楽しいところで、作っている人に口出しはしませんが、自分のことは書けると思います。今は少し忙しいので、いずれ・・・。

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2008年10月16日 12:00に投稿されたエントリーのページです。

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