« ちょっと古い話、その15 配管スリーブ設置 | メイン | ちょっと古い話、その17 基礎最終打設 »

ちょっと古い話、その16 アンカーボルト高さ調整と支持

091123 アンカーボルト高さ調整と支持 「25日には基礎打設です!」

若干高めに設定してあったアンカーボルトを、正規高さに調整しました。でも一本づつスケールで測っていては打設の日が来てしまうので、写真のような高さと傾きを測定出来る治具を作りました。

治具を枠の内側に引かれた墨線に合わせて、アンカーボルトの頭を樹脂ハンマーで叩いて合わせました。しかし、その間々では何かのショックで下がったり位置がずれるので、ベニアの端材で内外の枠を跨ぐ固定用の板を作りました。場所によっては内外で高さの違う枠が使用されたので、間に挟むスペーサを余分に作り臨機応変に対応する必要がありました。

鋼製の枠にはベニア板は使用出来ないのですが、幸いにそれ用の部品がありました。ズレ防止には手立てはありませんので、本番で注視する事とします。

最終打設が完了すれば遣り直しがききませんので、コンクリートに埋まる部分の再チェックです。ボイド管のスペーサもネジレなど無いか要チェック!セパレータがちょっと食込んでいるが...内径100は確保されていそう?出っ張りはハツリが出来るので、OKですね。

全て準備が整いました。明後日25日の本番は、ひたすら晴れを望むだけです。

コメント (3)

yum:

go-shiyoさま

セルフビルダーでも、基礎というのは大体おまかせでやって貰うので、これだけ詳しいレポートというのは初めてではないでしょうか。

ただし、初めて見る方が誤解するといけないので少し補足しておくと、これだけ丁寧に基礎作りが出来たのは、大兄が工務店を入れずにご自分でいろいろセッティングしたからで、普通、工務店にまかせたらこのような丁寧な仕事は望めないということだと思います。

最悪の例が我が家の例で、saikoroさんが「腰を抜かす程驚いた」とおっしゃるように、アホ工務店とダメ配筋屋のおかげで惨憺たるものでありました。
http://gwald.com/blog2/2008/06/1.html#more
http://gwald.com/blog2/2008/07/_3.html
配筋は基礎の中心を通らず、アンカーボルトにいたっては、土台からはみ出すものまである始末です。

まあ、基礎というのは地味なので、セルフビルダーでもここまで気配りをしている例は少なく、実際はどんな仕事をされているのか不明というのが実情ではないでしょうか。

この辺は、ご覧になっている設計者、工務店の方々から「ここまでやるかあ?」とか、いろいろ突っ込みを期待したいところであります。

saikoro:

アンカーボルトやスリーブ菅の正確な位置出しと固定は、どうしてもいい加減になりがち、なのに----あるいはだからか、ここまでやるとは脱帽です。しかも通し番号が打ってある、驚きました。

yumさま

突っ込みが無さそうなので、自らの経験を振り返りながら書いてみたいと思います。

乱暴な言い方をしてしまえば、住宅建築現場の不具合はコストの圧迫と、現場管理の無さに尽きると...職人個々の技量の差は勿論あるでしょうけど、神社仏閣ならともかく一般住宅では、ある一定以上の技量なら、満足な仕事が出来る工法になっていると考えます。
でも、時にこれで大工って思っちゃうヤツが来る事があります。そんな時は事故に遭遇したと、今では考えられます。

23年前に自宅を建てた(プロが)際も、その事を実感しました。その頃は、私も若くて素人の知識を大工や現場監督に押し付ける面もあり...現場は混乱して...好きな家づくりも楽しくは無かったですね。
それで、今回の家づくりは是非とも楽しみたいと考えました。時期を定年後にしたのも時間に縛られない為です。
23年経って多少私も大人になりまして、素人考えとプロの意見の調整を出来るようになりました。

saikoroさま

通し番号については、これだけ努力したのに間違ったのかと、夜も眠れないほど悔しい思いをした事実もありまして、図面にはアンカーボルトが96本ありますが、実際には95本しかないのです。
100本購入したものが確かに手元に5本残っています。支援室長に相談したところ、無くとも良い場所だったので、事なきを得ています。

アンカーボルトに関しては、他にミステリアスなことが有りまして...いまだに謎です。

コメントを投稿

About

2010年04月27日 20:44に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ちょっと古い話、その15 配管スリーブ設置」です。

次の投稿は「ちょっと古い話、その17 基礎最終打設」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35