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行幸田(みゆきだ)のメガソーラー施設

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正面に赤城山を望む行幸田(みゆきだ)のソバ畑メガソーラー施設が建設中だ。
そば畑は市有地を農家が借りていたようだが、4.6ヘクタールの施設が完成すると2メガワット、一般家庭の530世帯分くらいの電気が得られるようだ。

観光客などは「無粋な施設を、真っ白なお花畑に作って」などというコメントをwebに寄せているようだが、あの辺りは文科省の航空機によるモニタリング調査で3万〜6万ベクレル/平方メートルもの区域に入っていることをご存じないようだ。
 

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また、こんな事実もある。森林組合に薪が無いか問い合わせると、シイタケの原木になるクヌギやナラの木は、放射性物質が木の表面から内部に滲み込んで、切っても業者に売れないので木が切れないという。

そして、水上の山奥では無料のキノコを振舞っているが、喜んで貰うのは観光客だけで地元の人間は線量が高いのを知っているから、決して手を出さないという。意外と現場の人たちは事実をきちんと認識しているものなのだ。

してみると、市もソバ農家も線量が高いことを知っていて、メガソーラー施設建設ということになったのではないだろうか。まあ、線量の高いソバを栽培して売りさばくよりは余程まともな選択かもしれない。

しかしである。買電した東京電力がその費用を消費者に転嫁するだけで、困れば政府に泣きついて税金を投入させて、黒字さえ上げているというのは何とも納得がいかないなあ。

 

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2013年12月04日 08:18に投稿されたエントリーのページです。

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