これは二月くらい前に作った額縁だが、よくみると額の中に入れた紙の両脇が見切れているのが分かる。
そこで、普通は額装マットなる枠を置いてこの見切れを隠している。この額装マットの枠は、45度の角度で切り抜かれていて、これを切り抜くマットカッターという特殊なカッターもある(額縁屋さんでは2万円以上もするカッターで注文に応じて切り抜いてくれる)。
まあ、額装なんてたまにしかやらないので、2千円以上だすのもばからしいなと思って、マットカッターが自作できないか考えてみた。
まずは、普通のカッターを45度に傾けるための、カッターホルダーを考えてみた。芸をこまかく定規に当たる部分は直角にカットしてある(矢印)。その辺にころがっているダンボールで試し切りをすると、何とか切れた。
それでは本番というので、額装マットを買いに行ったのだが、今日日文房具屋というのが町から消えていて、わざわざ神保町の画材屋までいくはめになった。
2mm厚のボール紙?はなかなか手強くて、どうもうまく切れない。
発想を転換して、「ボール紙でなく、もう少し柔らかいものなら何とかなるだろう」と思って買ったのがスチレンボード。よく建築模型なんかを作るのに使われているアレです。このamazonのスチレンボードは表に紙が貼って無くて、建築科の学生には不評だが、こちらはそんなの関係ないので、安くて便利。
切る仕組みも考え直して、定規の方を45度に切った板で代用(写真の撮り方がまずかったので、角度が分かりにくい)。カッターも45度に近づけるため、裸の刃を使った。
色付きのボードだとあらが目立つが、白いボードだとまあ何とかなるんじゃないだろうか。見切れが無くなると、確かにいいですね。
さて、結論からいうと、きれいに切ろうと思ったら、やはりマットカッターが必要か・・・・・・でも、窓を45度に切る必然があるのかという疑問も。
コメント (2)
2万円?
2千円?
今日日文房具屋とはどう読むのですか?
投稿者: 神鍋育男 | 2020年05月28日 03:39
日時: 2020年05月28日 03:39
神鍋さま
2万円というのは、使用しているカッター本体の値段。2千円というのが、カット料。
今日日文房具屋は「きょうび、ぶんぼうぐや」です。文房具屋の前に点を打てばよかったのですが、今日このごろという意味です。
投稿者: yum | 2020年05月28日 05:40
日時: 2020年05月28日 05:40