ブラックデッカーのインパクトドライバーのNiCdバッテリは、ダメになったのが4個くらいころがっていたが、2個は液漏れがしていたので捨てて2個残っている。
そのうち1個はバッテリーを取り出し、ケースだけ利用してAC化した。
この2個のバッテリーから、1個のバッテリーを再生してやろうという作戦である。
ケースを利用したほうのバッテリーは12本あるバッテリーの3本がダメになっていたが、他はちゃんと1.2V以上ある。そこで、この9本のバッテリーにもう1個のバッテリーからとった3本を足してやることにする。
この写真がもう1個のバッテリーのケースを外したところだ。何だか電極の部分に緑青をふいていますね。
更に分解すると、おっ、液漏れして悲惨なことになっている。この中から液漏れしていない3本を利用する(テスターでチェックすると液漏れしているのも1.2Vあるものもあった)。
12本のバッテリーは、金属の薄い板で直列につながっている。金属板はスポット溶接されていて、ハンダ付けではダメかなと思ったが、ちゃんと電極を磨いてハンダ付けしてみると大丈夫であった。なお、ハンダゴテはIC基盤をハンダ付けするような上品なものでなく、ワット数の高いごついやつがいいようだ。
このマイナス極の膨らみは、ドライバー本体には端子がない。チャージャーの方には端子が当たる部分があるのだが、金属ではなくプラスチックで覆われている。多分温度だけ検出しているのだろう。
ケースに復元して充電すると、ちゃんと充電できインパクトも快調な音を立てて回転する。あっけなく再生成功。バンザイ!