« 2011年06月 | メイン | 2011年08月 »

2011年07月 アーカイブ

2011年07月06日

入院(11)愛猫・雲隠れの半蔵の災難

hanzou.jpg 救急病院からリハビリセンターに転院が決まりかけていた頃、カミさんから、愛猫半蔵が腰を痛めてビッコになったという知らせがありました。

どうやら縄張り意識の強い性格の半蔵が、近所の野良猫と喧嘩をして塀から落とされたようだという話でした。

転院が決まってから一時帰宅したときに目の前に現れた半蔵は、歩き方が見ていて恥ずかしくなるほど私と全く同じで、ヨタヨタと歩く速度といい、頼りなさといいそっくりで思わず吹き出してしまいました。

仔猫の時に知人から紹介され、我が家にきてから11年目。命名は次男で、当時よく姿を隠し、思わぬところから現れることから付いた名前でした。

人間で言えば我が家のなかでは最長老になるかと思いますが、そのときの半蔵は私にバカにされたと思ったのかすごい目で睨まれてしまいました。

半蔵の方は腰を痛めてそろそろ1年、未だに腰が曲がってヨタヨタ歩きですが、歩き方は私よりうまくなっています。

(57)水浴び


mizuabi.jpg
フリーランス初期の頃の業界紙に発表していた作品です。当時は色鉛筆で彩色していました。

ぼうけんふしぎアイランド・・・5


sono3.jpg

ぼうけんふしぎアイランド・・・6


sono6.jpg

ぼうけんふしぎアイランド・・・6の左ページ


sono6-2.jpg

2011年07月09日

大山詣りの1

oymmairi1.jpg 旧暦の6月27日から7月17日までに限って大山阿夫利神社の参拝が許され、江戸っ子たちは競って出かけたようです。

その様子は葛飾北斎が描いた浮世絵、「隅田川」の(両国の納涼 一の橋弁天)に見て取れます。

両国橋東詰の垢離場で大山に繰り出す仲間たちが、水垢離で身を清め、初山(6月27日から月末)七日山(7月1日から7日)相(あい)の山(8日から12日)盆山(13日から17日)のうち、いずれか自分たちの都合に合わせて日本橋から出発したとあります。

藤沢宿まで約50㎞。途中保土ヶ谷か戸塚で一泊。それから大山まで早ければ一日。江戸っ子たちは健脚ぞろいだったんでしょうね。

先日テレビ東京でこの大山詣りをキャイーンのウドちゃんや、梅宮アンナ、玉袋筋太郎の三人が、往路だけですが6日と期限を切って歩いた様子を放送しました。

江戸時代と現在では交通事情が全く違いますし、私も「黄金餅」のコースを歩いた経験から、排気ガスや信号、狭い道幅、車やトラック、堅いアスファルト、人の多さや気の使い方等々、落語「大山詣り」の登場人物たちのプチ旅行と現在では、開放感ひとつとってもほど遠く、ひどく疲れた記憶しか残っていないんですね。

大山詣りの2

oymmairi2.jpg
酒癖の悪い乱暴者の熊公が、大山詣りの帰路に、仲間たちより先に帰って、長屋のカミさん連中を坊主にしたという・・・なんでそうなったのかは落語「大山詣り」を聞いてのお楽しみ。個人的にオススメは十代目柳家小三治さん。

2011年07月23日

リハビリセンターへ転院・ダメージテストの1

test1.jpg (上の人物は私ではありません。念のため)

一時帰宅でご迷惑をかけた仕事先へ連絡して、ごっそり貯まっていたメールの整理、簡単な仕事部屋の点検整理など、救急病院で気になっていたことを一通りすませていた時のこと、ふいに

「このまま、彼岸に行ってしまうのかな?」と一瞬ですが倒れた時のことが過ぎったんですね。

これは経験はないので想像ですが、突然目の前に幽霊と遭遇したときと同じで(?)後になってからじわじわと恐怖を味わうのと同じなんじゃないかとバカな考えが浮かんだんですね。

倒れたときは不思議と恐怖は無く、今はただただ幸運だった事に感謝デシタ。

この脳天気さは、退院後に突きつけられた左半身麻痺のダメージが、自分で感じていたほど軽くはなかったのに、深刻にならずに済んだ一面でもあります。

で、隣の市のリハビリ施設へ移って落ち着いた頃、一週間ほどでしたか、

救急病院と同じようにMRIなど頭部検査があり、ここでは体の内部検査もあり、その後でダメージテストを経験。

上の絵は代表的なテストのひとつ。

右脳後頭部の血管が切れて脳にダメージを負った場合、人によってですが、

絵の全体をを目で認識していても、左側の花や草を脳が認識できていないので、横にある絵を見ながらでも筆が進まず空白になってしまう人もいるそうです。

幸運にもこのテストはクリア出来ましたが商売柄か、主治医からは入院中出来るだけスケッチをするよう勧められ、よく描いたと思います。

ただし、これは全くダメージが無かったから安心でしたという事ではなく、退院して一年、車の運転で注意力が散漫になったときに、愛車の前後左側を塀や壁にこすって傷を付けてしまうかたちで現れています。これって考えると怖いことなんですがね。

で、メモ描きスケッチの多くが何処へ仕舞ったのか未だに見つからないんですね。

入院中、娘からプレゼントされたウオークマンのケースと説明書も・・・・、お気に入りの落語やレコードから録音したCDがウオークマンで聞くことができず、困っとるんですね。

 

 

ダメージテストの2

test2.jpg 上は記憶力テストの回答、出来はよくないですね。

テストをした所は作業療法室。

主に上半身の身辺動作や家事、仕事復帰を目指す訓練で、入院中OT(Occupational Therapy)と呼ばれ、私の場合ひたすら左腕や左手の復活の訓練やマッサージが主でした。

で、この作業療法士の関連のない単語を聞いた後、マス目を埋めていくんですが、退院間近に受けたテストより、入院時の記憶力テストの方が結果が良かったんですね。

これは作業療法士の、ことあるごとく呟く余計なひと言がカンにさわって、やる気を無くした私の生来のへそ曲がりの性格が災いしたんですね。

困ったモンです。ン?私がですよ。

 

2011年07月24日

ダメージテストの3

test3.jpg これも簡単な丸や三角などの図形を見て、記憶して描くモノ。

勿論見ながらではなく、そのつど問題の絵柄を伏せて思い出して描くものです。

図形は徐々に複雑になっていきます。 これも問題はなかったと思います。

左腕は不自然ですが、机に乗せると肩に痛みがはしるので、下に垂らしたままです。机に左腕を乗せて痛みが無くなったのは、今年の春頃ですから回復は本当にゆっくりなんですね。

このリハビリセンターで良かったことは頭部のダメージ検査だけでなく、内蔵の検査を丁寧に調べてくれたことで、発病前、毎日欠かさず休肝日も無視して30年以上飲み続けた肝臓が若干心配ではありました。

私の悪い性格は、へそ曲がりだけでなく、適度に止めることが出来ないことで、タバコも日に二箱以上吸っていました。

タバコは40歳の時、大晦日の晩に家族の前で宣言して止めましたが、始めた頃は日にひと箱でしたが20年間一日も休まずだったので、今は少しはきれいになっていると思いますが、当初は肺の中は真っ黒だったと思います。

酒も同様で、体型は見事に洋梨型になって、酒飲みの見本のような体型を晒していたんですね。

で、内臓検査ですが、調べてもらった結果、先生は 「寿命まで、保つんじゃないかな」ですって。

寿命までって・・・、これを聞いてホッとしましたがねぇ。

2011年07月26日

(58)また計算が違った・1

canonc1.jpg
フリーランス第1号作品。1978年3月の企業広告イラストからの出発でした。

江戸しぐさ(十一)念入れしぐさ

nenire.jpg 戸締まりをしたか、火の始末は?など、念には念を入れて確認することをいいます。こういう番頭が居るお店(たな)は行く末も安泰でしょうね。

外出時、たまに玄関に鍵をかけたかを忘れ、車をUターンして確認し直すことが屡々あります。粗忽者の辛いところです。

 

 

2011年07月28日

レジャー・ビーグル

land-car1.jpg
ゴルフ・カートのレジャー施設版フットワーク・カーです。球体は発泡スチロールで、椅子の足は木材。それ以外は紙粘土とアクリル絵の具です。フットワーク・カーの広告用に製作したもの。

ふしぎアイランド・・・7

f-iland7.jpg

ふしぎアイランド・・・8

f-iland8.jpg

ふしぎアイランド・・・9

f-iland9.jpg

シネマ(70)80日間世界一周・・・1

80world1.jpg
今から55年前に公開の、当時の超大物俳優が多数出演の観光映画。デヴィット・ニーヴンとカンティンフラスの二人が、熱気球で80日間の内に地球を一周できるか賭をしてロンドンから出発。

80日間世界一周・・・2

80world2.jpg
時代背景は1980年代。今の素早い動きの映画に慣れた目には、イラついてくるほどまだるっこしくて、のんびり鑑賞ってわけにはいきませなんだ。

80日間世界一周・・・3

80world3.jpg

監督 マイケル・アンダーソン、脚本 S・J・ベレルマン、ジェームズ・ポー、ジョン・ファロー、撮影 ライオネル・リンドン。カメオ出演に、マレーネ・ディートリッヒ、フランク・シナトラ、ジョージ・ラフト、レッド・スケルトン、バスター・キートン、等々。1956年製作のアメリカ映画。

About 2011年07月

2011年07月にブログ「つだかつみのユーモリスト日和」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2011年06月です。

次のアーカイブは2011年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35