(上の人物は私ではありません。念のため)
一時帰宅でご迷惑をかけた仕事先へ連絡して、ごっそり貯まっていたメールの整理、簡単な仕事部屋の点検整理など、救急病院で気になっていたことを一通りすませていた時のこと、ふいに
「このまま、彼岸に行ってしまうのかな?」と一瞬ですが倒れた時のことが過ぎったんですね。
これは経験はないので想像ですが、突然目の前に幽霊と遭遇したときと同じで(?)後になってからじわじわと恐怖を味わうのと同じなんじゃないかとバカな考えが浮かんだんですね。
倒れたときは不思議と恐怖は無く、今はただただ幸運だった事に感謝デシタ。
この脳天気さは、退院後に突きつけられた左半身麻痺のダメージが、自分で感じていたほど軽くはなかったのに、深刻にならずに済んだ一面でもあります。
で、隣の市のリハビリ施設へ移って落ち着いた頃、一週間ほどでしたか、
救急病院と同じようにMRIなど頭部検査があり、ここでは体の内部検査もあり、その後でダメージテストを経験。
上の絵は代表的なテストのひとつ。
右脳後頭部の血管が切れて脳にダメージを負った場合、人によってですが、
絵の全体をを目で認識していても、左側の花や草を脳が認識できていないので、横にある絵を見ながらでも筆が進まず空白になってしまう人もいるそうです。
幸運にもこのテストはクリア出来ましたが商売柄か、主治医からは入院中出来るだけスケッチをするよう勧められ、よく描いたと思います。
ただし、これは全くダメージが無かったから安心でしたという事ではなく、退院して一年、車の運転で注意力が散漫になったときに、愛車の前後左側を塀や壁にこすって傷を付けてしまうかたちで現れています。これって考えると怖いことなんですがね。
で、メモ描きスケッチの多くが何処へ仕舞ったのか未だに見つからないんですね。
入院中、娘からプレゼントされたウオークマンのケースと説明書も・・・・、お気に入りの落語やレコードから録音したCDがウオークマンで聞くことができず、困っとるんですね。