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机や椅子の脚のガタつきのことを書いていたら、猪谷六合雄の「定本 雪に生きる」に出ていた三本脚のテーブルという話を思い出した。では、ちょっと引用します。
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最後に一つ、三本脚のテーブルのことを書いて、小屋の話を終わることにしよう。私達はもう長いこと、小型な丸テーブルをストーブの脇において食卓にしたり、読み書きにも使っているが、気候の寒暖により、人の増減によって、少しずつ常にその位置を変えることになる。この場合四本脚だと床が真平らでないので、どれか一本の脚が浮いて、ガタついて不愉快なものだ。だから三本脚のものをこしらえて使っている。これならどこへ動かしたって、ガタつく心配はなくて具合がいい。少し器用な人なら、誰でも山小屋で使うものくらい出来ると思う。脚は垂直しないで下を開き気味に作り、なお、脚の床に接する所の切り方を多少斜めにして、その外側だけが床に着くようにすると、一層安定度を大きくすることが出来る。
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「定本 雪に生きる」実業之日本社 p.493 ”私の山小屋”より
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先ずは、小さな脚台から作り始める。
テーブルが組立・分解が出来るようにしているため、こんな複雑な形をしている。
溝の部分に脚が入ってうまく支えられるような構造になっている。よく考えると赤矢印の溝は必要無いようだが、パーツが複雑な形になるのを避けたのだろう。
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まだ雪が残っているので、デッキで仕事するのも寒くて大変だ。
大体組み上げてから、テーブルソーで試し切りをしてみると、テーブルの高さがちょっと高くて切る板が引っかかってしまう。5mmくらい上部を切り詰めると、上部に開けた切れ込みも又5mm程度深く切り直さなければならない。
こんな大きな板を縦引きするのには、テーブルソー用テーブルが欲しいところだ。
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前面のパネルに操作用の窓を開け、各パネルの両端に補強用の板(矢印)を取り付けた。
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