長老フレッド・マクマレー翁は、一時期デイサービスで、同じテーブルのメンバーで一緒だった。
今はその日によって座る席が一定していないので、時々リハビリ訓練の合間に会話させてもらっている。
誰が見ても、訓練を必要とする体には見えないので、先日不躾にも聞いてみた。
現在86歳の翁が6年前、家の前で自転車に乗るときに転倒、即救急車で病院に運ばれ、90日のベッド生活で、脚の筋肉が溶けたように無くなってからが、不幸の始まりだったと言う。
入院するまでの80年は健康に不安は無かったが、歩くことが困難になってから、様々な病気に見舞われたという。
今は普通に歩いているように見えるが、足腰の衰えや膝などに痛みはあるとのこと。
先日、大阪の小学生が学校内でサッカーをしていたときに、ボールがゴールから外れて、バイクに乗った85歳の男性に当たって転倒、病院に入院後、痴呆を発症して亡くなったニュースがあった。
少年の親の責任問題で訴訟のニュースを見たが、被害者側は何故85歳の高齢者が、バイクに乗るのを止めさせなかったのか、疑問が残った。
高齢者が二輪車に乗る行為は、自殺行為としか思えない。
二輪車どころか普段の生活でも、転倒が一番危険ということは、今の環境から学んだことで、肝に銘じて生活している。