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2012年10月 アーカイブ

2012年10月03日

mykiカード

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メルボルンの交通課金システムもマイキーカードというsuicaのようなリチャージ式のスマートカードに代わりつつある。今年いっぱいで、今までのメットカードという紙の切符からこのカードに全面的に移行すると言われているが、実際には駅などではもう紙の切符は買えず、このカードを買うしかない(市内のトラムなどはまだ紙の切符も買えるが)。

詳しくはこのあたりを見ていただくとして、問題はこのカードが旅行者には非常に分かりにくく不便なことだ。
例えば夜に飛行機でメルボルン空港について、市内までシャトルバスで到着すると、もうそこには1日券などの切符は売っておらず、どうやって電車に乗っていいのか途方に暮れてしまう。旅行案内所は閉まっているし、駅で聞いてもマイキーカードはカード会社の領分なので分からないというヤツが多い。

やっとマイキーカードの自動販売機にたどり着くと、カードにmyki passとmyki moneyという2種類があるのでどちらを買っていいのか迷う。切符を買うからmiki passかなと思うと最低1週間単位でしかも期限つき。おまけに市内のゾーン1の外側ゾーン2までのカードを買うと最低60何ドルもふんだくられる。

結論からいうとmyki moneyというのが、まあsuicaのように使えるカードだ。これを買うときもsuicaのように1000円コース2000円コースという選択画面が出てこないので、細かい紙幣を持ってなくて50ドル入れるとそのまま全部チャージしてお釣りがでてこないので要注意だ。

もう一つ問題なのは、駅のゲートのところにあるセンサーが良くないのか、一発で反応しないものが多い。郊外だけでなく無人駅が多くてゲートが無い所が多いから、センサーがちゃんと反応しないまま入って市内で出ると、強制的にゾーン1,2の料金を差っ引かれてしまうという、なかなか愉快な事態が生じる。

更に愉快なのは旅行者用のmyki visitor packというものもあるのだが、これが市内のビジター・インフォメーション・センターでないと買えないことですね。そこまでどうやって行くんだよねえ。

 

2012年10月04日

音のデザイン



建築家は見た目のデザインには神経を使うが、音のデザインには無頓着になりがちであるという有難いプレゼンであります。

我が山荘は、家の真ん中辺りにトイレがあって、私が夜中にトイレを使うと二階にまで屁の音が鳴り響くと不評である。また、居間はトイレと接しているから、こちらで食事をするとそばからトイレの音が聞こえてくるという愉快な状態になる。

日本の狭小住宅では、音のデザインというのはより切実な問題だ。かといって、おとひめとかいう、水の流れの音をだすものをとりつけるのも、なんだかなあ・・・・・・


2012年10月10日

台所用の棚

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台所のカウンターの上が混乱を極めているので、棚を作った。
台所用用品は大きさがまちまちなので、既成の棚だとどうしても無駄が多い。効率良く収納しようと思ったら、セルフビルドが一番向いているのではないだろうか。

当初はシナベニヤで作ろうと思ってホームセンターまで行ったのだが、18mm厚の3尺x6尺モノがシナベニヤが4200円、メルクシパイン集成材が3400円と800円も差があるので、結局メルクシパインで作ることにした。

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2012年10月16日

ロフト用階段の調整

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ず〜っと気になっていたのだが、ロフト用の階段がちょっと長くて不安定だ。それを切り詰めるのに参考にしたのがThis Old Houseのこのビデオ(3分20秒あたりから)。
まずは、平行な板を2枚(1枚は幅が広いほうが誤差が少ない)用意し、1枚は階段の上側に階段に平行になるようにクランプなどで仮止めする。もう1枚は床に置く。

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2012年10月17日

ポケットガイガーType4でちょっと困ったこと

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2分で測定できるということなので、ポケットガイガーtype4を遅まきながら購入したのだが・・・・・・いくつか気がついたことをあげておく。

今までtype1で使っていたipod(第二世代)では動かないので、ipad2で使っている。

 

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2012年10月18日

dado jig 二題



本棚などにdado(追入れ)を切るとき、例えば棚板の厚さが3/4インチ(18mm強)だから3/4インチのルータービットを使うと、ちょっとユルユルで収まりが悪い。おまけに日本の場合は3/4インチでなく18mmだから余計ユルユルになる。

だからピタリとはまるdadoを掘ろうと思うと3/4インチより細いルータービットを何回か往復させることになる。一番簡単なのはT定規状のjigを位置をずらしてやる方法だが、これだと位置をずらすときに誤差が出てユルユルになったり、きつくて入らなかったりということも起こりうる。

そこで、このビデオのように棚板の厚さを基準にして両側をはさみ込むようなjigを作れば、ピタリと収まるdadoを掘ることができる。ただし、この方法だとtop bearing bitという刃の下側に(どちらから見るかによるのだろうが)ベアリングのついたビットが必要になる。

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2012年10月19日

韮崎サイコロ小屋訪問記 その1

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榛名からの帰りに八ヶ岳の山麓を回って韮崎サイコロ小屋を訪問した。正面に富士山、裏には八ヶ岳連峰、東に奥秩父、西に南アルプスを望むという羨ましい環境だ。

製作に長期間を要したという窓枠も大分入り、何か落ち着きというか貫禄さえ感じさせる。

 

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2012年10月22日

煙突掃除2012

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今年は相当な量薪を燃やしたので、大分すすが溜まっているのではないかと心配して煙突を開けてみた。

あれっ、随分少ない感じだ。

 

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2012年10月23日

韮崎サイコロ小屋訪問記 その2

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アメリカのdiyのビデオなどを見ていると、テーブルソー、バンドソー、ボール盤など羨ましいお道具の数々が出てきて、あっという間に作品を仕上げてしまう。
「これじゃあ、B29と竹槍(歳がばれますねえ)だよなあ。オレだって道具さえあれば・・・・・・」とつい道具のせいにしがちである。

道具が無ければ作ってしまう
saikoroさんも、最初は丸ノコで作業していたようだが、これでは精度が出ないというので、丸ノコに市販の丸ノコ用作業台(青矢印)を追加。
しかし、この作業台もちょっと小さくて精度がでないので、この上にベースとなるテーブル、フェンス、そして板をフェンスに押し付けるフェザーボード(赤矢印)まで自作されてテーブルソーに変身させてしまった(ちょっと写真のアングルが悪くてフェザーボードがよくわかりませんが・・・・・・)。

フェザーボードはそれだけだと止めにくいので、固定のための横木?をつけて、クランプで止めやすくしたところがアイディアですね。

 

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2012年10月24日

散水ホースの直し方



ホームセンターの園芸コーナーに行くと、最近はワンタッチ式の結構値段の高いものばかりで、この手のものを見かけなくなった。

店員に聞くと、農業資材のコーナーにあるという。コネクター(プラスチック製)もホースバンドも 90円くらいでありました。農業資材のコーナーというのは、色々不思議なもの?も置いてあって楽しいですね。


2012年10月25日

ロケットストーブ



サイコロさんの小屋でもう一つ面白いなと思ったのがロケットストーブだ。
写真を撮るのを忘れたので、youtubeで見つけた動画を貼っておく。

今までのストーブとはコンセプトが違って、煙突を横に結構長く伸ばせるので、煙道を土などで覆ってその上にベンチを置いて暖房に使うことも可能だ。これもセルフビルド向きのストーブだが、こちらは窓枠をつくるのに比べると火事になる危険もあるので、断熱などに相当注意しないといけないかもしれない。

ステンレス製の既成品も5千円以下で買える。サイコロさんのところにあったのも、このステンレス製のもののようだ。

2012年10月27日

世界で一番狭い家



ポーランドのワルシャワにある「世界で一番狭い」を売りにした家だ。

ビルとビルの隙間に建てたので、幅が広いところで120cm狭いところでは71cmしかない。

単に狭い家を作るなら楽だろうが、こんなビルとビルの隙間に建てるとなると大変だろうなあ。

2012年10月29日

植物用の棚

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去年は冬の間にいろいろなものが枯れてしまったので、冬の間だけ使う植物用の棚を作った。
柱は2x4材を半分にし棚板は合板で、みんな余りもの。なるべくパーツを少なくしてネジ止めし、夏はばらせるように工夫した。

踏み段の上に作ったので、柱の脚の長さが20cm違っていて、組立は現場でやるしかない。組み上がってみると、奥の柱は上端を壁に固定したのでこの長さが必要だが、手前の柱は矢印から矢印の間が不要であることに気がついた。図面を描かずに作ると、こういうことが起きますね。まあ、良しとするか。

 

2012年10月30日

工具用の棚

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2x4材を半分にしたものが余っていたので、土間の上部に工具用の棚を作った。
棚板を下から棚受け金具で支える方法もあるが、そうすると下側の棚の棚受けがテーブルソーを移動するときに邪魔になる。

そこで、桟木(赤矢印)を壁に打ち付けて棚板を乗せ、棚板の手前は天井から支えることにした。一番左側は天井の梁を利用出来なかったので、天井でビスが効く所を選んだためちょっと半端な位置(青矢印)にきてしまった。

棚板にはコンパネを使ったので、天井からの板を直接ビス止めすることが出来ない。そのため壁の桟木と天井からの板を、短い板でL字状につないで(緑矢印)、その上に棚板を載せることにした。

 

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2012年10月31日

現(うつつ)と幻(まぼろし)

 

AR=拡張現実とは「人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術」のことだそうだ。

といわれても、どういうことなのかちょっとピンとこないが、21世紀のマジシャン マルコ・テンペストのマジックをみると何となくそれがわかるような気がする。どこまでが現(うつつ)でどこまでが幻(まぼろし)なのか、その境界を取っ払って知覚の世界を広げている。それもリアルタイムでやってしまうのだからすごい。

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