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2013年08月 アーカイブ

2013年08月01日

テーブルソーでテーパーを付ける



テーブルソーで直角ではなく角度を付けた板をクロスカットするときは、マイターゲージを使えば良いのだが、椅子の脚のようなテーパーのついたものを切る時は、ちょっと工夫が必要だ。
今回、正直者のイスは肘掛けの部分がテーパーが付いているので、このビデオのようにカットした。

1)まず、丸ノコでテンプレートとなる部分Bを切り落とす。

2)Bを180度回転させて、斜めの切断面をフェンスに当てる。

3)新しい板をこのテンプレートにテープなどで固定して、カットすれば目的の角度のついた板ができるというわけだ。
テーパーガイドというジグも市販されていて、これを使えばもっと簡単に角度の付いた板をカットすることができますね。

2013年08月02日

バイクでヒマラヤを行く



モトクロス・レーサー アダム・リーマンが父親と旅したヒマラヤ4,500kmの記録である。もろそうな山道は、ちょっと踏み外したら谷底まで真っ逆さまだ。

ヒマラヤというのは、インドとパキスタンなどの国境が接しているので、兵士の姿が結構見られ紛争地帯であるのも分かりますね。

こんな映像をシロウトがヘルメットに付けたカメラで高精細に記録できるようになったのだから、goproというのは画期的なカメラだ。

2013年08月05日

正直者のイス その5

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今回はちょっと宗旨替えして、座席と背もたれのフレームを相欠き接ぎにすることにした(赤丸で囲った部分)。

 

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2013年08月06日

とっさの場合のドリルビット対処法 2題



まずはファイン・ホーム・ビルディングのチャック・ミラーオジサン ”いい方法があるぞ ” から。

下穴用のビットというのは結構細いので、よく折れるんですよね。そんな時に、ボルトカッターで釘をちょん切れば、切断面がビットになるというお話。ボルトカッター持ってない人は・・・・・・

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2013年08月07日

This Old House Tool School

ThisOldHouseToolSchool

ドリルドライバーや丸ノコといったセルフビルドで必要な工具の使い方のコツを、2分位でコンパクトにまとめてある。
なあ〜んだ、今更と思うかもしれないが、知っていそうで知らない事って結構あるものですね。私はこのドリルの刃の付け方というのは知らなくて、いつも手で回してます。

まあ、日本とアメリカではちょっとした工具の違いというのもあるが、それはそれで面白いかもしれない(
内容一覧はこちら)。

2013年08月08日

丸ノコで円を切る



普通だったら、ジグソーかルーターを使うが、そうか丸ノコで円を切ることもできるんだ! もう、完全に道具を使いこなしてますね。
パソコンから車にいたるまで、どうも我々は道具をタテマツルきらいがあるが、道具はやはり役に立ってなんぼの世界!丸ノコのアルミベースに直接ネジ止めしてしまうなんていうのが象徴的だ。

いとも簡単にやっているが、ちゃんと基本は押さえている。毎回このDiRestaというオッサンの力業には感心してしまうなあ。


2013年08月13日

カキシブ塗料の日焼け

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写真右はカキシブを塗って1週間外に出しておいた ”正直者のイス”。
左は同じようにカキシブを塗って、家の中に入れておいたイス。
右のほうが大分日焼けして茶色くなっているのが分かる(もっと正確に比較するなら、カキシブを塗らないものも示したほうが良いのだが・・・・・・)。

どうやらこれは、カキシブ中のタンニン(縮合型のタンニン)のOH基が紫外線のエネルギーを受けて酸化されたからのようだ。
なめしにタンニンを使っている革製品も、同じように酸化されるようだ。詳しくはこちら

さあて、どこまで日焼けするものだろうか。
 

2013年08月14日

ローン・チェアができるまで



ローン・チェアができるまでのコマ撮りアニメーションだ。

ローン・チェア自体も良くできているのに、その製作工程をコマ撮りで記録したのだからスゴイ!やったことがある人なら分かりますが、その手間といったら大変なものだ。バンドソーで切るところは、カメラを板に固定した主観移動まであるのだから驚きだ。

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2013年08月15日

建築家 坂茂の仕事



何だか言語障害のように喋っているのは、坂茂ではなく同時通訳だ。ちょっと話は飛ぶが同時通訳というのは大変な商売ですね。言いよどんだり、ちゃんと説明したりすると話が先に進んで間に合わないから、話をはしょって、間違っても無視して兎に角ついていかなくてはならない。だから全体としては何となく意味は通じているようだが、随分違っていることがありますね。

さて、坂茂は飄々とジョークをぶちかましながらプレゼンしてます。例えば最初のほうで1990年の仮設建築物の話。「55mの径を持っているものですけど150cmの管を使ってトイレを作りました。もしもトイレットペーパーが無くなりましたらその紙を使ってお尻を拭くことができるので、とても使い勝手がいいですよね」と通訳。

あれまあ、スゴイ創作。別に専門用語なんて使ってないんですけど。ご本人は「330本の径55cmの管を使い、径120cmの管はわずか12本しか使わなかった。ご覧のようにトイレの内側に。トイレットペーパーが無くなったら、壁の内側を剥がして使えます。だからとても便利です」と言って笑いをとってるんですね。

後半の神戸の仮設住宅で基礎にビールのコンテナを使った話も、「キリンビールが黄色を使っているのでそちらにお願いした。当時アサヒは赤の箱で、これは紙管の色と合わない。配色はとても大切です。でも、キリンから箱が送られてきた時、中身は入ってなかったのでがっかりしました」とここでも笑いをとってます。

まだまだ、突っ込みどころはあるけど、余程通訳料をけちったのだろうか。人がジョークを言ってみんなが笑っているのに、自分がわからないというのはちょっと悲しい。ぜひ、こちらのオリジナル版を御覧ください。


2013年08月16日

二階納戸の目隠し格子

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以前、左半分までは作ったのだが、格子用の材木が無くなってしまったので頓挫していた。
今回、東京のベランダの廃材がかなり出たので、それをリッピングして、格子用の角材から準備した。

いやはや、昼間は暑くてとても作業どころではない。夕方にまとめてやるのだが、42本も格子用の角材をリッピングするのはなかなかな手間だ。暑くて途中の工程の写真を撮るのを忘れてしまいました。

リッピングも大変だったが、格子を組み立てるのもなかなかの手間だ。塗装は紅殻ではなく、カキシブにしてみました。

2013年08月20日

スノコベッド

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家内の母親が歳をとって、布団から起き上がるのが大変なようなので、スノコベッドを作った。

図面はsketchupのファイルで残っていたので、それを利用。久しぶりに作ったので、忘れていたことがあったが、最初に図面を書いたときは、いろいろ考えていたことが分かった。

まずは、木取り。真ん中の仕切り板を除くと、ホームセンターで500x4000の板1枚で枠組みができることを思い出した。

また、ベッドの長さは丁度布団の長さに合わせたと思ったが、その他にもベッドの下にイケアのワイヤーバスケットや収納ボックスがぴったり入るサイズになっている。よく考えたなあ。

ワイヤーバスケットなどを取り付けるのがちょっと面倒臭かったし、東京には出来上がった後全部バラして持っていかなくてはならないので、肝心の出来上がりの写真を撮るのを忘れてしまった。何だか老人力がついてきましたね。

 

2013年08月21日

テーブルソーで曲面を切る

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以前、「テーブルソーで曲面のシートを作ってしまう」ビデオを紹介したが、ここまでやらなくても、テーブルソーで曲面を切る方法は結構行われているようだ。
最近では、ローンチェアができるまでのmaking編の7分40秒あたりから出てくる。

Fine Wood Wrkingのこのビデオでは、その基本的なやり方を3分くらいにまとめて紹介している。要するに曲面をつける木を、ブレードに対して斜めに移動してやればよいわけだ。これなら何とか出来そうな気がしますね。
 

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2013年08月22日

怠け者のスーザン

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The Family Handymanの「簡単整理術」の項目を見ていたら、「調味料にはLazy Susan(怠け者のスーザン)を」という記事が載っていた。
Lazy Susan(怠け者のスーザン)とは、何とも不思議な名前だが、中華料理屋などにある回転卓のことをいうのだそうだ。
こちらのwiki pediaに詳しく載っているので、興味のあるかたはどうぞ。

米国amazonで " Lazy Susan " で検索すると、10ドル以下から20ドルくらいで買えるようだ。日本のamazonでは、”Lazy Susan”や ”回転卓” で探しても出てこないが、”ターンテーブル ” で捜すと、テレビやパソコンの回転台といっしょに出てくる。
800円のパソコン回転台でも、何か上に敷けば調味料の整理に使えるかもしれませんね。
 

 

2013年08月23日

ビスケットジョイナーのコツ



ビスケットジョイナーの使い方のコツをコンパクトにまとめてある。

通常、フェンスを使わない場合、ビスケットジョイナーの刃は3/4インチ厚(約18nmm)のセンターにくるようになっている、という説明がちょっと抜けてますが・・・・・・まあ、分かったこととして説明しているのでしょう。L字型のジグは作っておくと良さそうだ。

箱や棚を組み立てる時は、何しろビスケットの数が多くなるので、接着剤が固まらないうちに手早く組み立てなければならない。このようにネジを併用するというのは、確かに良い方法ですね。

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2013年08月26日

スノコベッド用ヘッドボード



750Hx1030Wx120Dのヘッドボードを作った。

回廊プロジェクトで余った幅120mm, 厚さ27mmの杉板で枠組みを作り、それにスノコ作りで余った幅89mm, 厚さ15mmの杉板を張る。

壁面ではなく、ベッド本体に取り付けるので、余り奥行きがあると邪魔になる。奥行き120mmというのは、丁度ティッシュペーパーの箱が入る大きさである。

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2013年08月27日

ペンダントライト用リモコンスイッチ

 

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築40年以上たつ家内の実家の寝室にある照明は、プルスイッチのついた蛍光灯だ。
ベッドを作ったついでに、この蛍光灯を夜中にトイレに起きた際にリモコンで操作できるように改造した。
パナソニックの製品はディレースイッチ機能などもついているが5000円以上もする。
アマゾンで捜すと、オーム電機のペンダントライト用リモコンスイッチ で何と1436円(原産国/中国)というものがあった。

 

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2013年08月28日

ドリルの刃をドリルチャック・ハンドル無しで取り外すには



私のコード付きのドリルはドリルチャック・ハンドルをコードにくくりつけてあるので、無くすことはないのだが、日立のコードレス・ドリル/ドライバーはチャックハンドルをドリルの把手にしまい込む構造になっているので、時々しまい忘れてあわてることがある。

ドリルチャックハンドルというのは、あのギザギザの歯車を利用してドリルチャックを回しているわけだから、この方法は理にかなっていますね。


2013年08月29日

ロボハンド



南アフリカの大工リチャード・ヴァンは、テーブルソーで4本の指を失ってしまった。彼は自分の仕事を取り戻すため機械じかけの指を作ろうと決心し、米国ワシントン州のアイヴァン・オーエンに協力を要請し、ロボハンド・プロジェクトを立ち上げる。

2013年1月、このプロジェクトを知った3Dプリンタ・メーカーのMakerBot社が協力を申し出て、二人に3Dプリンタを寄付。

これにより今まで試作するのに数週間かかっていた作業が、20分でできるようになったという。

ロボハンドはリチャードのために指を取り戻しただけではなかった。フルセットの義指が数千ドルもするのに対し、ロボハンドはおよそ150ドル。そこで今まで義指を作りたくてもできなかったAmniotic Band Syndrome(羊膜索症候群)という生まれつき指のない子供たちにも福音をもたらしたのだ。

まあ、ざっと要約するとこんなところですが・・・・・・詳しくはこちらをお読みください。


まさにインターネット時代だからこそできた、アメリカと南アフリカのコラボレーション。そして3Dプリンタの可能性を象徴している。使用した3DプリンタのMakerBotもハイスペックなものではなくDIYに使える2500ドル程度のものである。

以前、東大が開発したこの手のものをTVでみた記憶があるが、神経から脳の命令をとりだして・・・・・・という非常に複雑なことをやっていた。このロボハンドは手首の曲げ伸ばし動作を利用するという極単純な仕掛けになっている。これだけでも、拡がる世界が沢山あるということがこのビデオの少年の目の輝きをみるとわかりますね。

 


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