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2014年04月 アーカイブ

2014年04月01日

Dado blade(大入れ刃)

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テーブルソーで板を切ると、ノコ刃の厚さ分=2〜3mmがオガ屑となって消える(まあ普通のノコでも同じですが)。これを切り代と呼ぶ。
テーブルソーでノコ刃の高さを板の厚さよりも小さくすれば、切り代の幅の溝を切ることができる。

それでは「ノコ刃を1枚ではなく数枚重ねたら、切り代の数倍の幅の溝が切れて、今までノミでやっていた『大入れ』が、あっという間にできてしまうのではないか」と考えたのがDado blade(大入れ刃)の始まりなんでしょう。
webで調べたら、2枚なら今でもやっている人がいますね。

 

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2014年04月02日

外壁再塗装 その3

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外壁の2階部分を塗るために6mの2段梯子を買った。7mのものだと18kgもあるのでちょっと取り回しが大変だからだ。6mのものでも12kgあるので、伸ばしたまま移動するのは結構やっかいだ。
本当はしまっておくことを考えると3段梯子が良いのだが、2段梯子が1万円代で買えるのに対し、3段梯子は7万円近くもするので却下。

マニュアルには70度位の角度で立てかけろと書いてあるが、薪小屋が邪魔をしてそうはいかない。薪小屋より道路側に立てかけると、角度は緩やかになるのだが、梯子自体に力がかかる割合が増えて不安定になる。おまけに道路は坂道で角度がついているから余計危ない。左側の一番高い所を塗るときは結構緊張しましたね。
 

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2014年04月03日

こりゃ何じゃ?



This old houseというのは、アメリカのPBSで放送されているbefore afterの元祖のような番組だ。そのコーナーのひとつ「こりゃ、何じゃ?」シリーズは毎回奇妙奇天烈なモノが登場して笑わせてくれる。こういうアイディア商品って、バカバカしくて好きですね。

2014年04月04日

ハスクバーナ135e

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今までエンジン式のチェーンソーは、年に何回も使うことがなかったので、友人やホームセンターから借りていた。しかし、3.11以降近所の森が放射能で汚染されてしまって木が切れないので、遠くまで薪を調達しに行かなくてはならなくなった。

毎回友人に借りるわけにもいかないので、エンジン式を買うことに相成った。
森林組合のオジサンに聞くと「ホームセンターのは、だめだいねえ。新明和かスチールかゼノア。4万円以上」という答えが返ってきた。

オジサンおすすめのものをwebで探すと、みんなかなりの値段がする。まあ、木こりになるわけでもないので、その中で一番安いのを買った。日本ではゼノアといいうのは無く、ハスクバーナ・ゼノアという会社になっていた。

さて、試運転をしてみると、いやはやものすごいエンジン音で、これはイヤーマフが必需品ですね。自重を利用して切る分にはなかなかの切れ味だが、電気式のチェーンソーのように押し付けて切ると、40ccのエンジンはトルク不足なのかチェーンが止まってしまってダメだ。マニュアルはマキタのものも分かりにくくてひどいけど、それを上回る最低のできである。

自宅で薪作りをするには、安くて静かな電気式チェーンソーが絶対おすすめだ。

 

2014年04月07日

折り紙で作る紙ポット



11x22インチというと28x56センチ。まあ、新聞紙だからこのまま土に埋められるというのがミソでしょうか。


2014年04月08日

外壁再塗装 その4

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外壁は蜘蛛の巣がついていたりするので、塗装の前にはケルヒャーで洗っている。さすがにノズルをそのまま当てると板が痛むので、デッキ洗浄用の回転ブラシのアタッチメントをつけて洗うようにしている。

この時気がついたのだが、塗装が簡単に剥がれて地肌がむき出しになってしまう部分があった。どうやらこれは、外壁を貼るときに塗装が間に合わず、貼ってから塗装した部分に多いような気がするが、何が関係しているのだろうか。

今週は二階のデッキ周辺の再塗装だ。足場がしっかりしているので、ハシゴも立てやすくて今までに比べると楽勝だ。写真はハシゴの右側が塗装が完了した部分。左側がやや白っぽいのが分かりますでしょうか。
 

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2014年04月09日

走る、登る、踊るを可能にした新しい生体工学



現在では私達が事故などで手・足を落としてしまっても、切断肢の状態が良く、組織が壊死しない早いうちに手術をすれば、再接着もかなり可能になっている。

これには筋肉や骨、腱などといった機械的な部分をつないだだけではダメで、神経という情報系をきちんとつないでやることが大切である。まあ、顕微鏡を利用して細かな血管や神経をつなげるようになったマイクロサージェリーの発達に負うところが多い。

昔、千葉大の整形の医者を取材したときに、一番繋ぎやすいのは何かと聞いたら、おヤクザさんが詰めた小指だと言ってましたね。この前手術してやったアイツが又小指持って来てると怒ってましたが・・・・・・

閑話休題。

Hugh Herr氏は30年前に登山中に凍傷で両脚を失ってしまったが、現在はMITメディアラボのバイオメカトロニクスの責任者だ。義肢の機械的な部分の改良もさることながら神経系の情報を巧みに機械系にフィードバックさせて、今まで不可能であった、走る・登る・踊るといった動作まで可能な義肢を作り上げた。

2013年のボストン・マラソンのテロで片足を無くしたダンサーのプレゼンはなかなか感動的ですね。さて、この先はどうなるだろうか。恐らく脳卒中などで運動系の情報を伝えられられなくなった患者さんの意思をちゃんとフィードバックできる義肢の開発に向かうのではないだろうか。

 


 


2014年04月10日

コルク栓を栓抜きなしで開ける方法



開高健『もっと遠く!』は、アラスカをふりだしに北米大陸と南米大陸を釣竿を片手に車で縦断した記録である。週刊朝日に連載されたため、そのスタッフたちも同行している。

第三章「悲しみよこんにちは」には、オレゴン州のキャンプ場での次のようなエピソードがでている。

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2014年04月11日

椅子を張り替える



我が家の椅子も大分座面が擦り切れてきたものがあるので、どうしようかと思っていたところだ。

もはや我々の周りから、モノを修理して使うという環境がなくなってしまった。畳も家具も売りっぱなし。それを治す職人はいないから、ゴミの山ができあがる。

直して使おうと思ったら、自分でやるしかないのだ。

ネイルガンはこれからも使わないだろうが、タッカーは結構使い道がありそうだ。

2014年04月14日

外壁再塗装 その5

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今週は壁の南面を塗った。
風呂場の上の壁はハシゴも届かず、足場も不安定で結構塗るのに苦労したが、これで残るのは西面と軒の部分となった。

 

 

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2014年04月15日

自然界の驚異の世界



イームズ・チェアなどで有名なチャールズ・イームズが、IBMの資金援助を受けてPowers of ten【10のべき乗(10n)】という映画を製作したのが1977年・・・・・・今から37年も前のことである。

シカゴの湖畔のピクニックの場面から無限大にズームバックして宇宙の果てまでいき、今度は無限大にズームアップして人間の皮膚組織、細胞、原子、素粒子レベルまでいく。すると無限小と無限大で同じような世界が出現するというアイディアは面白い。

そしていま、我々はコマ撮り、ハイスピード、超クローズアップなどの技術を駆使し、コンピュータグラフィックスの技術も取り入れて、自然界の驚異を更に美しく描くことができるようになった。

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2014年04月17日

極小規模太陽光発電施設

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去年の11月ころ、わが山荘の近くに小規模な太陽光発電施設ができたことはすでに紹介した。

最近、道路沿いのスナックがつぶれてなくなったと思ったら、100坪くらいの土地に太陽光発電施設ができていた。まあ、南側には何も無く日当たりが良いので、土地を遊ばせておくよりは良いのだろう。

近頃この手の極小規模な太陽光発電施設も続々と増えている。クリーンなエネルギー施設が増えるのは、歓迎すべきことなのだろうが、独占企業の電力会社はそのツケを消費者にたらい回しするだけで、自分の懐はいたまない。

電力だって、地産地消、ゆくゆくは自給自足になる時代はやってくるのだろうか。

 

2014年04月18日

プライヤーができるまで



最近、このオッサンは金儲けに目覚めてしまって、ビデオを有料にしたりステインソルバーという洗浄剤を売りまくったりで敬遠してたのだが、このビデオはなかなか面白かったですね。

まあ、いろいろな作り方があるのだろうが、丸い鉄棒からプライヤーを作るなんていうのは知りませんでした。

2014年04月21日

finger jointのお稽古



dado bladeを買ったので、finger(box) jointの作り方を練習してみた。

参考にしたのは、このビデオ。

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2014年04月23日

簡単スツール



最初、随分曲がった定規だなと思ったら、広角レンズのせいでしたね。

今回面白かったのは、テーパーを切るジグと円盤を切るジグ。ジグを作ろうとすると、後で色々使えるようにと考えてしまうのだが、その都度作れば良いと割り切れば、構造は簡単になる。

その典型例がこのテーパーを切るジグだろう。

2014年04月24日

finger joint ジグ その1



マイターゲージでfinger jointを作ると、いまひとつ精度がでないので、ジグを作らなくてはいけない。

まあ小さなクロスカットスレッドを作れば良いのだが、それに使うマイターバーが日本では手に入りにくいので困ったなあと思っていた。

webを探すと、マイターバーを使わずに簡単に作る方法が出ていたので、それを改良して作ることにする。
ちょっとビデオが冗長なので、2分あたりから見れば良い。

2014年04月25日

汚れちまった悲しみに

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今年も庭の片隅にうち捨てられたホダ木からシイタケ(だと思った)が沢山でている。本来なら大喜びなのだが、3.11以降キノコ類は放射能汚染が高くて食べられない。耳をそばだてると、シイタケがなにやらつぶやいている。

汚れっちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れっちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
中原中也の「山羊の歌」のようだ。

シイタケだけではない。和食の3大ダシの他の2つーーーかつお節、昆布も東電が何遍もお漏らしをしているので、危機に瀕している。

和食の料理人たちは、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたといって浮かれている場合ではない。今や和食の根底が脅かされているのだ。謙虚にシイタケの悲しみのうたに耳を傾け、憤怒の声をあげなければいけない。

 

2014年04月28日

be-windowのメインテナンス

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これはbe-windowのレールである。
奥のほうが窓本体が走るレール、手前が網戸が走るレールだ。
泥で汚れているのは後から説明する。

 

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2014年04月29日

マキタM442のホースを切り詰める

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2014年04月30日

クランプ用傷防止パッド



パイプクランプ用の革製の傷防止パッドを持っているが、両面テープで貼り付けておいてもそのうち剥がれてきてどうも具合が悪い。
最近は小型で超強力なネオジウム磁石も安く手に入るようになったので、この木片を使った方法はなかなかよいアイディアだ。
この磁石は、アイディア次第で他にもいろいろ利用法があるので、お買い得だ。

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